パレスチナ連帯キーホルダー

東北大学の学祭で販売したパレスチナ連帯を示すキーホルダー

3Dプリンタ CAD

作品概要

パレスチナへの連帯を示す3Dプリンタ製キーホルダーです。

すべての設計データはオープンソースとして公開し、 誰でも自由に製作・配布できるようにしました。

パブリックドメインであり、使用に関して制限はありません。

作品について

FreePalestine1の写真
FreePalestine1

振り上げた拳とパレスチナの国旗をデザイン

FreePalestine2の写真
FreePalestine2

パレスチナの民族衣装であるクーフィーヤと地図、国旗をモチーフにしたデザイン

FreePalestine3の写真
FreePalestine3

地図とFreePalestineの文字をデザイン

FreePalestine4の写真
FreePalestine4

国旗と翼、FreePalestineの文字をデザイン

FreePalestine5の写真
FreePalestine5

パレスチナの連帯の象徴であるHandala少年の後ろ姿をデザイン

FromTheRiverToTheSeaの写真
FromTheRiverToTheSea

From The River To The Seaの文字をデザイン

キーホルダーはPLAフィラメントを使用して3Dプリンタで出力しました。 デザインは何度も修正を重ね、最終的に5つのデザインを完成させました。

各デザインはパレスチナの象徴的な要素を取り入れています。

制作工程

1. デザイン設計

CADソフトを使用してキーホルダーの形状を設計。 パレスチナの旗やクーフィーヤをモチーフにしたデザインを作成。

2. 3Dプリント

PLAフィラメントを使用して3Dプリンタで出力。 試作品を複数回印刷し、デザインの修正を重ねて完成度を向上。

制作に寄せて

パレスチナ連帯アイテム作成にあたって

自分は今年の学祭に向けてパレスチナ連帯のアイテムを作成した。 パレスチナ連帯を示す印を身につけることは周囲に対する強力な政治的メッセージである。 連帯の形態は様々であり、SNSでの意志表明からデモやスタンディングの参加まで多岐にわたる。 この中でも連帯の印を身につけることは比較的手軽でありながらも継続的に周囲に影響を与えることができる影響力の強い行動なのである。 今回のアイテム作成によって、より多くの人がパレスチナ連帯を示すきっかけになればと願っている。

これらのアイテムのデータはオープンソース化し、全ての人が作成・配布できるようにした。 ものづくりの界隈ではオープンソースの意識が強く根付いている。 自分はこの文化の中で創作を行って来たし、パレスチナ連帯の動きが更に広まって欲しいという願いも強い。 このような思いからこのサイトの作成を行い、データを無償で入手できる体制を整えた。

パレスチナではイスラエルによる虐殺が2年もの間続いている。 もちろんイスラエルの蛮行はこれに始まったことではなく、1948年のイスラエル建国に伴って発生したナクバから数えれば実に70年以上もの間民族浄化が公然と行われてきた。 長い間続いてきたこの非人道的な行為を止めるには世界中の市民による声が必要不可欠である。 創作活動に携わるものとして自分のこの行動が運動の拡大の一助となることを願う。

(東北大学工学部4年)

2025年10月7日 ガザ蜂起2周年・10.7学生共同行動での原稿を一部改変

技術仕様

使用材料
  • PLAフィラメント(各色)
  • キーリング
使用機器
  • 3Dプリンタ
  • スライサーソフト
サイズ

約 80mm × 50mm × 3mm

重量

約 5g(キーリング含む)

作品データのダウンロードと印刷方法

作品データは以下のリンクからダウンロードできます。 3DモデルはSTLと3mf形式で提供しており、FDM方式の3Dプリンタで印刷可能です。 3Dモデル(ZIP)のファイルからダウンロードしてください。

ZIPファイルには、各キーホルダーのSTLファイルと3mfファイルが含まれています。 キーホルダーは全部で4種類あり、ファイル名によって分かれています。 それぞれのファイルの説明は以下のとおりです。

ファイル構成
  • FreePalestine1: 振り上げた拳と国旗
  • FreePalestine2: 国旗と土地とクーフィーヤ
  • FreePalestine3: 土地とFreePalestineの文字
  • FreePalestine4: 国旗と翼とFreePalestineの文字
  • FreePalestine5: Handala少年の後ろ姿
  • FromTheRiverToTheSea: From The River To The Sea の文字
  • _assem: 各キーホルダーの表面(FreePalestine1~5)に裏面(FromTheRiverToTheSea)を張り合わせたもの
印刷方法

モデルは表面と裏面の2つのパーツで構成されています。表面パーツはFreePalestine1~5、裏面パーツはFromTheRiverToTheSeaとなっています。

_assemは、各キーホルダーの表面と裏面を張り合わせたものです。表面と裏面を分けて印刷する場合、最後に接着剤などで貼り合わせてください。

_assemを印刷する場合は貼り合わせの必要はありませんが、印刷時に注意が必要です。_assemには一部下からの支えが無い箇所が含まれますので印刷失敗の可能性があることをご了承ください。

多色印刷を行うと、ここで紹介しているようなカラフルなキーホルダーが作れます。 印刷には4色の多色印刷対応の3Dプリンタが必要です。 以下の設定で印刷することを推奨します。

推奨印刷設定
  • ノズル径: 0.4mm
  • 層の高さ: 0.2mm
  • インフィル: 15%
  • サポート材: 不要
  • 接着方法: ビルドプレートに直接接着

Bambuの3Dプリンタでの印刷を想定していますが、他のFDMプリンタでも利用可能です。 Bambuの3Dプリンタをお持ちの方は、MakerWorldのページから直接印刷も可能です。

作品情報
制作期間:
2025年9月~10月
カテゴリ:
3Dプリント
購入

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